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2025年6月のPARC田んぼ訪問の際に撮影した福島県二本松市東和地区の田んぼの様子

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日頃からPARCへのご参加・ご支援をありがとうございます。気候危機による猛暑が当たり前となりましたが、特にこの夏は雨が少なく農作物への影響が心配です。また昨年来、「お米の価格高騰」が日本中で問題となり、備蓄米制度の不備や生産地での農家のご苦労、日本の長年の農業政策の失敗なども指摘されています。先の参院選ではこの問題が重要な争点となるべきでしたが、実際には「日本人ファースト」「外国人優遇を見直す」など排外主義とも言える政策を多くの党がにわかに掲げ、農業についてはほとんど語られませんでした。農業の現場ではすでに「技能実習生」として多くの外国人が重要な働き手として貢献しているにも関わらず、外国人の存在を問題視する言説は、あまりに実態を知らない浅薄な態度と言わざるを得ません。

PARCは設立以来、身近な食とグローバル化、生産者と消費者のつながり、持続可能な農業などをテーマに調査を行い、実態とともに解決策を提案してきました。古くは「バナナ」「エビ」「コーヒー」、また近年では「有機農業」「学校給食」など国内の実践も取り上げる映像作品も制作してきました。

2012年には「お米が食べられなくなる日」のDVDをリリースしました。この作品の続編として、PARCはこの夏から「日本のお米」に関する新たな映像作品の制作を開始しました。前作の内容からの変化や新たな課題も入れて現場取材、考察を行います。直近では、トランプ関税についての交渉の中で、米国のお米の輸入枠拡大も示されています。生産の現場のリアルな声はもちろん、農政の課題、国際貿易の問題など多角的に取り上げる予定です。

PARCの映像作品は、助成金が得られることは多くなく、ほとんどが限られた自己財源にて賄っています。そのためぜひ皆様に関心を持っていただき、制作経費のためのご寄付をお願いいたします。

さらに、「お米と日本の農業」は私たちに身近で重要な課題であることから、今回の作品では制作プロセスを多くの方にオープンにし、皆様からのご意見や提案なども取り入れながら進めていくことにしました。具体的には、企画・監修に関わっていただく3名の方と連続学習会を開き、スタッフ・参加者・専門家が議論していきます。学習会は無料で、どなたでも参加可能です。このような制作プロセスはPARCにとっても新たな挑戦です。ぜひ皆様のご参加をお待ちしています。

アジア太平洋資料センター(PARC) 共同代表 内田聖子

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■一緒に学び、映像作品をつくっていこう!
連続学習会:「お米高騰」問題から考える日本と世界の農と食ー食の民主主義のために

■開催日程:9/8(月)・9/19(金)・9/29(月)
■開催時間:各日19:00~21:00
■開催形式:オンライン(ZOOM)
■講  師:大野和興(農業ジャーナリスト)、松平尚也(宇都宮大学農学部助教/NPO法人AMネット代表)、小口広太(千葉商科大学人間社会学部准教授/PARC理事)

詳細と申し込みはこちら

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