日本と中国は文化的、社会的に近いようで、遠い…。そして昨今は国際情勢が緊迫する中、隣り合う両国の交流は滞っているように見えます。しかし、細く、長く活動を続ける人々がおり、それぞれ抱える問題を比較分析しながら、良い意味での刺激を与え合っています。
本企画では、講師に加えて日本で暮らす中華系の若いアクティビストたちに登場していただき、フェミニズム、教育、選挙・政治参加などを切り口に、①中国での運動の最新状況の共有、②日本の運動との相違点や学ぶ点などについての議論を行います。その上で、日本と中華系のアクティビストたちが今後何らかのアクションや運動を協働していける関係づくりを目指します。
ぜひご参加ください。
【本企画の特徴】
●中華系アクティビストたちが講師の他に参加します。
●彼・彼女たちと受講生が一緒に議論・交流する講座です。
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●講師:李一諾(Li Yinuo) 一土学校・元ゲイツ財団中国代表/東京大学客員研究員
SNSで教育や女性問題について発信し、フォロワーは230万人以上、世界中の中国人キャリア女性の間で絶大な人気を持つ。2023年には日本に4カ月間滞在し、8地域20学校に訪問し、文部科学省の担当者や現場の教師など、数多くの人にインタビューした。
●講座コーディネーター:阿古智子 東京大学大学院総合文化研究科教授/PARC理事
現代中国の政治・社会変動、中国に関わる国際関係や人権問題を研究。自宅の一部を開放してコミュニティ活動や国際交流のためのスペース「あじあんコモンズ」(亜州公共圏)を主催。
●日時:
2024年6月22日(土)13:00~17:30
●開催形式:対面またはオンライン(ZOOM)の選択制
・対面会場:東京大学駒場キャンパス 国際教育研究棟314号室(予定)
・オンライン:Zoom(お申し込みいただいた皆様にリンクをお伝えします)
※オンライン参加の方は、グループディスカッションにはご参加いただけません。ご了承ください。
※教室開催が困難な場合には、オンライン参加のみとする可能性があります。
●教室参加定員:80名
●開催言語:日本語および中国語(逐次通訳)
●受講料:1,000円、U25割 500円
本オープン講座のお申し込み・詳細はこちら
【プログラム】
13:00~
オリエンテーション
13:15~14:00
「なぜ人びとは声をあげるのか? 中国におけるアクティビズムの状況――政治と若者の運動」
阿古智子 東京大学教授/PARC理事
14:00~15:15
「教育とフェミニズムの未来を語ろう」※オンライン
李一諾 一土学校・元ゲイツ財団中国代表/東京大学客員研究員
15:15~16:00
ティータイム グループディスカッション
※オンライン参加の方は、グループディスカッションにはご参加いただけません。ご了承ください。
16:00~17:00
クロストーク「アクティヴィズム・フェミニズムが私たちをつなぐ――家父長制、資本主義が阻害する人権課題」
登壇者:中華系フェミニスト・アクティヴィスト・弁護士、内田聖子(PARC共同代表)、阿古智子(東京大学大学院総合文化研究科教授/PARC理事)
17:00~17:30
まとめ、提言
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※6/22の企画に参加された方に呼びかけて、後日、中華系アクティビストと共に制作活動に取り組む
対面のワークショップ&交流イベントを開催予定です。
■主催・お問い合わせ
特定非営利活動法人アジア太平洋資料センター(PARC) 担当:栗本
〒101-0063
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル2F教室
TEL: 03-5209-3455/FAX: 03-5209-3453
office@parc-jp.org
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【関連企画】
国際シンポジウム・樫山セミナー「抑圧と抵抗の時代―アートとアクティヴィズムはアジアを変えるか」
日 時:6/15(土)15:45~18:10
場 所:神奈川大学みなとみらいキャンパス
参加費:無料
※この企画はPARC主催ではありません。お申し込み・詳細は下記リンク先を御覧ください。 https://forms.gle/fyYLSapmzs4ffjxp9