このフィールドワークでは、多数のアート作品を世に送り出し、海外でも評価されているアートセンター&福祉施設「やまなみ工房」を訪れます。利用者の方々の創作活動の様子を、スタッフの方にご案内いただきながらじっくり見学・交流させていただける貴重な機会です。
「やまなみ工房」のスタッフの方々は、作品づくりに関して指導などをするのではなく、利用者の方があるがままにいることのできる環境づくりに注力されています。そうした心理的安全の保たれた環境の中で利用者の方々が多様な表現活動に取り組まれる様子から、多くのことを学びとることができます。
PARC自由学校では、何度も「やまなみ工房」を訪れていますが、一度参加した方からは「ぜひまた参加したい」というご感想をいただく人気のプログラムです。
定員は20人です。お誘いあわせの上、ぜひお早目にお申込みください。
旅の概要
●日程:2024年10月26日(土)~27日(日) 1泊2日
●集合:10月26日11:30頃 JR草津線 甲南駅改札口付近
解散:10月27日お昼頃 ボーダレス・アート・ミュージアム NO-MA付近(予定)
●参加費:37,000円(プログラム費、宿泊費、26日昼食費、27日朝食費含む)
※集合場所まで及び解散後の交通費は各自でご負担ください
●スケジュール(予定):
- 10/26(土) やまなみ工房内「カフェ デベッソ」にて昼食、アトリエにて創作活動を見学・交流、ギャラリー・ショップ等見学、山下完和施設長と中津川浩章さんのクロストーク等
- 10/27(日) ラ コリーナ近江八幡、ボーダレス・アート・ミュージアム NO-MAを訪問予定(お昼過ぎ解散)
●お申込みについて:
下記フォームよりお申込みください。
https://www.parcfs.org/2024yamanami
案内人:中津川浩章
(画家/アートディレクター/フリーキュレーター)
ブルーバイオレットの線描を主体とした大画面のドローイング・ペインティング作品を「記憶・痕跡・欠損」をテーマに国内外で展覧会を開催。アートによる社会変革、「できないことからつながる社会」を目指す。障害者施設「工房集」や「アール・ド・ヴィーヴル」のアートディレクション、展覧会の企画・プロデュース、大学・専門学校でアートを通したコミュニケーションスキル開発やデザイン・美術教育に携わる。福祉、教育、障害など、具体的な社会とアートの関係性を問い直しつつ、障害の有無にかかわらず、子どもから大人まで、様々な人を対象としたアートワークショップ、講演、ライブペインティング等、全国各地で活動。
※中津川さんが講師を務めるPARC自由学校連続講座「表現することは生きること」についても、現在、申込受付中です。詳細はこちら
「やまなみ工房」とは
知的や精神、身体に障害を持つ約90名の利用者と約20名のスタッフがともに過ごすアートセンター&福祉施設。一人ひとりの興味や関心を見つめ、活動を行うことで、結果として人々の心をうつ多数のアート作品を生み出している。粘土や絵画に取り組む「アトリエころぼっくる」、刺繍や絵画に取り組む「こっとん」、健康のため散歩や運動に取り組みながら表現活動に取り組む「ぷれんだむ」、メンテナンス作業を中心に取り組む「もくもく」、古紙回収をはじめ様々な活動に取り組む「たゆたゆ」、CAFEを営業をする「hughug」の6つのグループに分かれて活動する。これまでにもNHK教育テレビジョンの番組『バリバラ~障害者情報バラエティー~』内でも取り上げられるほかパリ、ニューヨーク等へも作品を多数送り出している。