価格の安い輸入野菜は本当に安全なのでしょうか。残留農薬の検査体制は? 安さの影に何かが犠牲にされてはいないか? 日本の資本で、外国の土地と労働力を使い日本で消費される野菜をつくる。この“開発輸入”という仕組みで安い中国産の野菜は成り立っています。
野菜を利潤追求の道具の一つにしているのはグローバルなアグリビジネス。種と農薬の支配は、すべての食糧の寡占化につながります。
輸送量と輸送距離を数値化した“フード・マイル”は、野菜輸送が地球環境に与える影響を表しています。その輸送に要する時間は、確実に野菜からビタミンを奪います。
今、野菜があぶない…。
風土に育まれた野菜は、地域の文化に関わりながら私たちの食生活を彩ってきました。食卓に上る野菜を考えます。