経済のグローバル化の波によって、貧困や社会的排除が広がり、ブラック企業問題など労働環境も悪化の一途をたどっています。一方で少子高齢化が進み、子育てや高齢者の介護も切実な課題となっています。
こうした多様で複雑な社会問題を解決し、社会を変えていくために、コミュニティの力、ビジネスの手法、政府の制度をうまく用いながら、新しい問題解決のあり方を生み出す事業体として、社会的企業が注目を集めています。
様々な生きにくさを抱えた人々が、地域社会の中でコミュニティを作り出し、助け合いながら、新しい仕事や暮らしのあり方を提案する社会的企業の可能性を、日本の現場、そして社会的企業先進国といわれる韓国の事例から考えます。
【登場する社会的企業】
エイブルアート・カンパニー
NPO法人エイブル・アート・ジャパン
NPO法人 ふるさとの会
NPO法人ワーカーズコレクティブ キャンディ
社会福祉法人 一麦会
日本労働者協同組合ワーカーズ・コープ 西部リングス
韓国/ソウル市社会的経済支援センター
韓国/禿山高校社会的協同組合
韓国/ナメクジ住宅協同組合