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無料オープン講座の実施

2020年、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な感染拡大は、健康への脅威だけでなく、経済そして雇用や生活、生業への打撃となりました。一方、COVID-19は、これまでの経済や社会のあり方の問題を明確に映し出しています。感染リスクにさらされ、あるいは支援から排除されるのは貧困層や社会的に周辺化された人々です。途上国では医薬品や清潔な水へのアクセスすら不十分な中でパンデミックに対応していかなければなりません。新自由主義のもと各国で医療などの公共サービスが縮小・民営化されてきたことも感染をさらに拡大させてきました。その他、食料、教育、人権、市民社会スペース、民主的な統治など、多くの課題がCOVID-19の拡大とともに顕在化しています。

これらを多くの方々と共有し、意見交換するために、PARCでは2020年の5月から7月にかけてオンラインオープン講座を開催しました。記録映像を公開していますので、ぜひご覧ください。

各回のテーマと講師

録画記録

第1回 COVID19が問う貿易・食料問題 日本と世界の農業、自由貿易協定の行方は?(2020年5月1日)

鈴木宣弘(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
内田聖子(PARC共同代表)

第2回 COVID19を封じ込めた韓国の底力 市民社会の活動から選挙結果まで(2020年5月6日)

姜 乃榮(カン・ネヨン)(地域ファシリテーター/慶熙大學フマニタスカレッジ講師)
白石 孝(日韓市民交流を進める希望連帯 代表/PARC理事)

第3回 COVID19とフィリピンの人権状況 ~止まない政治的殺害、不当逮捕、脅迫(2020年5月12日)

波多江秀枝(国際環境NGO FoE Japan)
田中滋(PARC事務局長/理事)

第4回 ブラジル、アフリカから見たCOVID-19 “命か、経済か”の二元論を超える民衆運動からの提起(2020年5月22日)

下郷さとみ(ジャーナリスト)
稲場雅紀(アフリカ日本協議会 国際保健ディレクター/PARC理事)

第5回 パンデミックを生きる指針 復興へ向けた希望のありか(2020年5月29日)

藤原辰史(京都大学人文科学研究所准教授)
中山智香子(東京外国語大学教授/PARC理事)
内田聖子(PARC共同代表)

第6回 森林破壊が高める新型感染症リスク 私たちの暮らしと危機とのつながり(2020年6月3日)

川上豊幸(レインフォレスト・アクション・ネットワーク)

第7回 COVID-19からの復興ビジョン グローバル・グリーン・ニューディールと国際連帯税から考える(2020年6月12日)

岸本聡子(トランスナショナル研究所〔TNI〕)
上村雄彦(横浜市立大学教授)

第8回 コロナ・ショックで監視社会が進むのか? テクノロジーと人権・民主主義の未来を考える(2020年6月19日)

寺中誠(東京経済大学 教員)
内田聖子(PARC共同代表)

第9回 水害×新型コロナから命を守る 人々のための地域インフラ・医療体制とは(2020年6月29日)

橋本淳司(水ジャーナリスト)
住江憲勇(全国保険医団体連合会会長、災害被災者支援と災害対策改善を求める
全国連絡会 代表世話人)

第10回 韓国のコロナ対策~その後~ 感染第二波の防止と経済復興、市民社会の取り組み(2020年7月7日)

白石 孝(日韓市民交流を進める希望連帯 代表/PARC理事)
姜 乃榮(カン・ネヨン)(地域ファシリテーター/慶熙大學フマニタスカレッジ講師)

※本オンライン講座の一部はアーユス仏教国際協力ネットワーク2020年度『街の灯』支援事業の助成を受けて開催されました。

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