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ご自分の好きな時にご覧いただけるオンデマンド配信の講義録画のご案内です。

原発労働者の被曝、公害、戦争の傷跡、自然破壊などを半世紀以上にわたり記録してきた報道写真家・樋口健二さん。自身は「売れない写真家」を名乗りますが、日本人として初めて「核なき未来賞」を受賞するなど、世界的に高く評価されています。そのフォト・ルポルタージュの軌跡を、圧倒的な語りとともに振り返った全8回のオンライン講義の記録です。

案内人・聞き手を務めたのはドキュメンタリー映画『闇に消されてなるものか 写真家・樋口健二の世界』を制作したジャーナリストの永田浩三さん。樋口さんのご自宅の書斎で、毎回、膨大な写真や資料をお見せいただきながら、お話しをうかがいました。樋口さんによる自伝的戦後史と言えるシリーズです。ロバート・キャパ、ユージン・スミス、セバスチャン・サルガドなどの写真家との出会い、若き写真家を育てる愛情や、表現の自由をめぐる闘い、失われゆく風景の記録など、樋口さんの知られざる素顔についても語っていただきました。

全8回(収録期間:2021年6月~11月)

※2021年にオンライン会議システム「ZOOM」を用いて行った連続講義「樋口健二・売れない写真家が見つめた日本の闇」の録画記録です。各約2時間の講義から、受講生の発言など一部をカットした内容となります。

講師

樋口健二(フォトジャーナリスト/日本写真芸術専門学校 副校長)

1937年長野生まれ。62年東京綜合写真専門学校卒業。同校助手を経てフリー。69年に四日市公害を撮った「白い霧との闘い」写真展を開催。以降半世紀にわたり、公害、戦争の傷跡、原発被曝労働など、高度経済成長する日本社会の影をとらえた報道写真を発表し続け、国際的注目を集める。写真集に『原発崩壊1973年~2011年』(合同出版、2011)、『増補新版 樋口健二報道写真集成 日本列島1966-2012』(こぶし書房、2012)ほか。

永田浩三(武蔵大学 教授/ジャーナリスト)

1954年大阪生まれ。1977年NHK入社。ディレクターとして教養・ドキュメンタリー番組を担当。プロデューサーとして『クローズアップ現代』『NHKスペシャル』『ETV2001』等を制作。2009年から武蔵大学社会学部教授。ドキュメンタリー映画『闇に消されてなるものか』を制作。著書に『ヒロシマを伝える 詩画人・四國五郎と原爆の表現者たち』(WAVE出版 2016)、『奄美の奇跡』(WAVE出版、2015)ほか。

視聴方法・料金

以下のVimeoオンデマンド商品ページからレンタルいただけます。

樋口健二・売れない写真家が見つめた日本の闇(PARC自由学校セレクト・アーカイブズ)|Vimeo

各回 72時間レンタル 600円

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