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【10/9】セミナー:台湾マグロにご用心!? ~当事者の語る労働実態

全国どこのスーパーに行っても、季節に関わらず必ずおいてある魚の一つがマグロ。
そんな自然界のリズムを超越した流通を可能にしているのが世界中からの輸入に依存した日本のマグロ流通網です。
その輸入マグロを提供している筆頭が台湾。水産庁は年間約18万トン輸入されているマグロ類の約3分の1が台湾からの輸入であると推定しています。

そんな日本の食卓を潤わす台湾マグロですが、どんな労働環境で獲られているのでしょうか?
昔から日本では多額の借金を負うと「マグロ漁船で働かされる」と言われ、危険できつい労働の代名詞のように語られてきましたが、台湾のマグロ漁船の実態は驚くほど知られていません。

それもそのはず、台湾の遠洋漁業船では多くの場合インドネシアやベトナムからの移住労働者を雇い、何か月も遠洋で雇用した挙句に帰港と共に空港に直行させられるような働き方がしばしばみられます。
その上、船上では労働者に一切の外部通信手段がないので、実態は闇に包まれているのです。

そんな中、台湾船籍の遠洋漁業船で雇用されたインドネシア人労働者らはネットワークを結成し、声を上げ、実態を明らかにする努力を重ねてきました。そこで驚くような数で死傷事故、違法労働、ハラスメントが横行していることが漸く明らかになり始めたのです。

この度、インドネシア船乗り交流フォーラム(FOSPI)から当該労働者が来日し、台湾の遠洋漁業船の労働実態を紹介するとともに、今後実態をより明らかにする透明性確保のための他のほとんどの遠洋労働者に保障されている「通信の権利」実現のために日本社会に要請することについてお話いただきます。

祝いの席にもしばしば登場するマグロ。それをこれからも気持ちよく食べたいと思うすべての日本人必見の機会です。
お誘いあわせの上、ご参加ください。

<プログラム(予定)>
・当該労働者からの実態報告 ハディさん(インドネシア船乗り交流フォーラム/FOSPI)
・台湾遠洋漁業船と人権 シー・イーシャン(台湾人権促進会 上席研究員)
・国際労働法及びサプライチェーン管理体制との整合性 ヴァレリー・アルザガ(Global Labor Justice 副主任)
・日本の消費者・企業に求められること 松元ちえ(ジャーナリスト)
※海外ゲストの講演時には逐次通訳が付きます

■資料:
発表スライド(39MB)

GLJファクトシート(1MB)

GLJ補足資料1(4MB)

GLJ補足資料2(4MB)

■日時:10月9日 19:00~20:45

■会場:連合会館401会議室
およびオンライン会議システムZoomを用いたハイブリッド開催

<対面会場>
連合会館
〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台3-2-11
・東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」、丸ノ内線「淡路町」、都営新宿線「小川町」B3出口より徒歩0分
・JR中央線「御茶ノ水」聖橋出口より徒歩5分
https://rengokaikan.jp/access/index.html

■参加費:会場・オンラインともに無料

■お申し込み:
https://pro.form-mailer.jp/fms/dfd2c310102067

■共催
Global Labor Justice
特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC)

■お問い合わせ

特定非営利活動法人 アジア太平洋資料センター(PARC) 担当:田中
〒101-0063
東京都千代田区神田淡路町1-7-11
TEL:03-5209-3455/FAX:03-5209-3453
office@parc-jp.org

 

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